
1954年に発行された『Crime SuspenStories』第22号は、今なお史上最も悪名高いホラー漫画として語り草となっている。タイトル自体は聞き覚えがなくとも、妻の首を切り落とした頭部を手に斧を振りかざす男を描いたその衝撃的な表紙絵は、たちまち象徴的なイメージとなった。この物議を醸した漫画は、1950年代の反漫画運動を引き起こす決定的な役割を果たし、漫画コード機構の創設、そして最終的にはECコミックスの終焉につながったのである。
出版界から長年忘れ去られた後、ECコミックスはOni Pressのインプリントとして見事に復活を果たした。最新作では、Johnny Craigによるあの悪名高い表紙アートへの敬意が当然ながら捧げられている。IGNが独占公開するのは、Jay Stephensによる『Catacomb of Torment』第1号のオマージュ表紙で、これは進行中のECトリビュートシリーズの一環である。

『Catacomb of Torment』は、ECの「Summer of Fear」イニシアチブの先駆けとなる作品だ。これはジョン・アルクディ、マーガレット・ベネット、デイビッド・ラップハムなどの著名クリエイターが参加するホラーアンソロジーである。また、コリンナ・ベチコとアンドレア・ソッレンティーノによる『Blood Type』、J.ホルサムとグレッグ・スモールウッドによる『Cruel Universe 2』もラインアップに加わる。
Oni Press社長のハンター・ゴリンソンは次のように述べている。「私たちのEC再生プロジェクトは、Oni Pressにとって過去30年近くで最も成功した商品群となりました。昨年のタイトルが予想を上回る成果を収めた後、EC復活2年目となる本年は、さらに大胆で内臓に響くようなストーリーテリングで限界に挑んでいきます」
編集長のシエラ・ハーンは次のように付け加えた。「ECに関わることは創造的に非常に刺激的な経験です。業界を代表する才能とともにこれらの古典的な道徳物語を継続できることに、特にこの夏に登場する恐ろしい新作と合わせて、大いに興奮しています」
ホラー復活の幕開けは、2025年6月発売の『Blood Type』第1号となる。以下で、『Blood Type』と『Catacomb of Torment』の予告画像をチェックしよう:
ECコミックス「Summer of Fear」プレビューギャラリー





